この日は、福岡県から田村さんと渡部さんをお迎えしました。

田村さん家は6人家族、祐輝(ゆうき)くんは4人兄弟の唯一の男の子です。ウィッシュ・バケーションにくることになったのは、お母さんのお手紙がきっかけでした。

そこにはゆうくんが小さな身体にたくさんの医療機器をつけて、お父さんとお母さんの想像をはるかに超えるくらい大変な状態で生まれてきたこと、お姉ちゃんの美遥(みはる)ちゃんが、今まで当たり前にできていたことを我慢して家族みんなで一緒に頑張らなければならなかったこと、そしてお母さんと美遥ちゃんが“絶対にディズニーランドに行こうね”と約束してから、未だにその約束が叶えられていないことが書かれていました。

 

IMG_5941 20181015-281

6人家族になってから、お出かけするときにはいつも、お父さんかお母さんはゆうくんと一緒にお留守番をしているそうです。

「家族みんなで、お出かけだなんて、近くの公園に行くときくらい・・・」とお母さんはお話してくださいました。

 

病気を患う子どもを授かったから、全てを我慢しなければいけないのか・・・もちろん、そのようなことは絶対にない!と思うのです。私たちスタッフは、ぜひ、田村さん家に逢いたい、と思いました。

東京にたどり着くまでには、「もし、何かあったらどうしよう。」という想いがお母さんの頭から離れなかったそうです。このウィッシュ・バケーションに来てくださるご家族の多くは、それくらいの“覚悟”を持って、きてくださっているのだということを改めて実感しました。

20181015-12OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ウィッシュ・バケーション中の6人は、6人でいることを確かめるように、二泊三日のひと時を過ごします。最終日の浅草では、えびす屋さんが乗せてくれる人力車の上から、「ようこそ!浅草へ!」という模造紙のメッセージとえびす屋の方々の温かいおもてなしを受けて、感動。「ここに、家族6人で来ることができているのですね。」というお母さんの言葉が、とても深く感じました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

お母さんの言うように、“明日何が起こるかは誰もわからないから、いま、を大切に”。