本年も、舞子スノーリゾートの全面的なご協力により実施することができたウィッシュ・バケーション。
東京都から原田さん家、神奈川県から島田さん家をお迎えしてはじまりました。
「“家族”全員の想い出が作りたい！」
と祈願してこの旅行にエントリーしてくださった島田さん家。
治療をするために、離ればなれで暮らしたことも・・・ありました。
心の距離が遠く感じてしまったことも・・・ありました。
でもやっぱり、「“家族”で一緒。みんな一緒っていいねって感じてほしいから」とお母さんは話してくれました。
盛大に、そして温かく包み込んでくれるような舞子スノーリゾートのスタッフの方々に囲まれて、初日にしてすでに胸がいっぱいのご家族。
2日目には、近づきつつあった春の足音が後戻りしたかのような雪が降る中で、スキーを楽しみました。
さきちゃんは、チェアスキーに乗りながらもリラックスした様子で、最後にはスヤスヤと寝息が聞こえてくるほどです。
もちろんスキーも楽しかったけれど、雪を触り「つめたっ！」となる瞬間や、雪を踏むとキシキシとなる音、そのような些細なことを“家族で笑い合える時間”。これが一番しあわせです。
子どもたちの笑顔を写真に収めようと、一生懸命にカメラを構えるお父さんの表情は、子どもたちよりもほころんでいるようにもみえました。
3日間一緒に過ごした方々からかけてもらう「大丈夫だよ。」の言葉。
大丈夫、独りじゃない。大丈夫、大丈夫。
何よりも心強く、うれしいお土産となりました。
