ウィッシュ・バケーションよさこい高知に続き、こちらも今回が初めてとなる長崎で、川野さん家（福岡県）をお迎えしました。
きっかけは、当団体にかかってきたお母さんからの一本のお電話でした。「小さな身体で、治療を乗り越えてきた晴（はる）を楽しいところに連れていきたいです。そして初めての“家族旅行”に行きたいです。」と電話口で・・・。そのお母さんの温かい願いに、長崎県伊王島にあるホテル「i+Land nagasaki」の皆さまが全面的なご協力をしてくださり、実現しました。
ホテルに到着すると、まず、スタッフの方々による盛大なお迎えがありました。フロントスタッフの方も、客室担当の方も、レストランの方も、シェフまでも…とにかく大勢の方が川野さん家を待っていてくださったのです。
「i+Land nagasaki」の皆さまにご協力のお願いをしたとき、「はい！喜んで！全力でやらせていただきます！」とすぐに快諾してくださいました。
その日から、時間もあまりない中での準備が始まり…
「ウェルカムボードは盛大に！みんなでお出迎えをしてご家族にびっくりしてもらおう！」
「お部屋の中には、晴くんと陽（ひなた）ちゃんが好きって言っていたキャラクターのぬいぐるみを置いておこう！シェフはキャラクターパンを作ったらどうかな？」
「レストランには、折り紙で飾りつけしたものを！温かい雰囲気にしたい！」
など、様々な立場の方が、川野さん家を心からお迎えしたいという一つの想いで全て叶ったものでした。
そして、スタッフの方々の想いに触れたお母さんの目には思わず涙が溢れ出しました。
家族で一緒にお出かけをすることができた日。たくさんの人々に迎えられ、人の温かさを存分に感じることのできた一泊二日。
「一人では何もできないけれど、私は独りではないということがわかりました」とお母さんは言ってくださいました。
お父さん、お母さん、陽（ひなた）ちゃん、そして晴くん、絶対にまた会いましょう！
