二泊三日としては初めてとなる長崎でのウィッシュ・バケーション。
今回もi+Land nagasakiさまに全面的なご協力をいただき、荻野さん家(東京都)と林さん家(神奈川県)をご招待することができました。

荻野さん家にこのウィッシュ・バケーションをお誘いしたとき、「実は私の実家が長崎なんです!凛羽(りんは)が病気になってからは、家族では一度しか帰ることができていなくて・・・」とお母さんは興奮気味に、そして即答でご参加を決めてくださいました。

りんちゃんが病気になったときは、最初の1,2年は全く表情がなかったそうです。
「何を目標にしたいかって、聞かれたことがあって。人は、話せる、立てる、歩けるとかっていろいろあると思うんですけど、私は笑ってほしいって答えたんですよ。何か話せなくても、立てなくても、食べられなくてもいいから、笑えるようなことができたらいいって言っていたら、凛羽に表情がでてきました。」とお母さんは話してくださいました。
母の、子へ対する素敵な願い、そして見事に応えてみせたりんちゃん。2人の絆を感じました。

ウィッシュ・バケーション中も、りんちゃんは人の声がする方に目をキョロキョロ…。
そして時折、とても素敵な笑顔を見せてくれました。
そのたびに、「あ、いま笑ったね!」と“家族全員”が微笑みます。
“病気であっても自分らしく生きる”。りんちゃんは、りんちゃんの世界を次々に広げて、そしていま、を一生懸命に楽しんでいるように思います。